設立趣旨

社会福祉法人の連携・協働により地域の課題やニーズに応じた公益的な取組を実践し、出雲市における地域福祉の増進を図ります。

私たち社会福祉法人は、社会福祉法に基づく公益法人であり、社会福祉事業の担い手として地域住民の福祉の充実、発展に寄与し、セーフティネットを構成する地域の社会資源としての役割を発揮してきました。
しかし、地域においては、少子高齢化の進行などにより家族のあり方や地域社会の姿が変容し、既存の福祉制度では対応できない「制度の狭間」の問題や新たな福祉ニーズへの対応が課題となり、改めて社会福祉法人のあり方が問われてきました。
このような中、平成28年4月には社会福祉法等の一部を改正する法律が施行され、全ての社会福祉法人の責務として「地域における公益的な取組」の実施が明確化されました。

今、私たちは、社会福祉法人制度創設の原点と社会福祉法人の使命についての認識を新たにし、時代に即した公益的な取組を自主的に実践することが求められています。
この「地域における公益的な取組」を実施するにあたっては、出雲市において社会福祉事業を行っている社会福祉法人の緩やかな連携を基盤とし、それぞれの法人が強みを持ち寄り、重層的、横断的に取り組むことによって、大きな効果がうまれるものと期待されます。
よってここに、社会福祉法人の連携と協働により地域の課題やニーズに応じた公益的な取組を実践し、もって出雲市における地域福祉の増進を図ることを目的とする「地域貢献のための出雲市社会福祉法人連絡協議会」を設立するものです。